「星365夜話」全4巻

歳時記としても素晴らしい読み物だぞ!

藤井旭つながりで、野尻抱影を取り上げることにしよう。
#だって、藤井旭の「新星座絵図」絶版らしい。。。「星の旅」も。。。
野尻抱影は星にまつわる方言や伝説などの著作、日本語の冥王星の名付け親、地味ながら日本の天文学史上はずすことの出来ない重要な文学者である。
はてなでも紹介されているので、詳しくはそちらで。
野尻抱影とは - はてなキーワード
で、本書は天文学とか天「文学」や星、その他季節ごとの風情を漂わす昭和の良き日の1年を綴ったエッセイ集で、大変滑らかな筆致が読者に気持ちよい後味を残す。今は失われて久しい、古き良き昭和の時代と溢れている美しい星への想いが「恍惚」である。
そう、「星になったチロ」で有名になった藤井旭は、この野尻抱影の正当な伝承者だとfismajarは思っています。
ちなみに、稲垣足穂と同世代の野尻は逝去にわずか5日しか違わなかったことは
印象的ですね〓。おっ、「一千一秒物語」、ねたがあったぞ!そのうち!

星三百六十五夜 秋 (中公文庫BIBLIO)

星三百六十五夜 秋 (中公文庫BIBLIO)

星三百六十五夜 冬 (中公文庫BIBLIO)

星三百六十五夜 冬 (中公文庫BIBLIO)

星三百六十五夜 春 (中公文庫BIBLIO)

星三百六十五夜 春 (中公文庫BIBLIO)