「HMS.テメレイル」トラファルガー開戦時

スペシャル回想のトラファルガー第3番

1805年10月21日早朝
大英帝国艦隊と、フランス・スペイン連合艦隊はついにトラファルガー沖にて遭遇した。
洋上は、晴れてはいるが凪であり戦いが長時間に渡ることを予言する。
連合艦隊提督ヴィルヌーブは、英艦隊に前後封鎖されることを嫌い、カディス港へ戻ることを決意、風上に向かい33隻の艦列は一斉回頭をする。
それを見たネルソンは直ちに「全ての帆を展帆せよ」と信号、ついで各艦は追撃を開始する。
敵艦隊の射程に入る直前、11時40分。
旗艦HMSヴィクトリーのマスト翻る信号旗。
「英国は各員がその義務を尽くすことを期待する。」
正午前、コリングウッド提督の旗艦HMSロイヤル・ソブリンが火蓋を切る。
戦況は、イギリスの優勢。そして、HMSテメレイルも旗艦ヴィクトリーに追従し、戦闘へ突入した!
 2等級戦列艦 砲98門 H.M.S.テメレイル
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#以下妄想。。。(^^;
史実に基づく物ではないのでどうでも良ければ飛ばし推奨。<じゃ、書くなよ!<だって書きたいんだもの。
敵レデュタブル号の砲弾が矢のように飛んでくる。HMSテメレイルは、その艦尾から次第にゆっくりと、しかし確信を持って近づいて行く。
「艦長!まだですか!」
「まだだ。十分近づいて攻撃せよ。風下に2点」「アイサー!」
レデュタブル号と旗艦ビクトリーは既に徹底的な撃ち合いを始めた!
後続のネプチュルン号が大きく巨獣の角のようなバウスプリットを、テメレイルに挑みかかるように実にじわりと接近しつつ、猛烈な砲撃を仕掛けてくる。あれが来る前にレデュタブル号の艦尾を攻撃せねばビクトリーが危ない。
「艦長!全艦砲撃準備良し!」
ひときわ大きくホワイトエンサインが翻った。
そして艦長エリアブ・ハーヴェー*1は剣を抜き大きく振りかぶってレデュタブル号を切り示した。
「撃てっ!」
テメレイルの凶悪な牙が吼えた!


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*1:リュカはフランス艦レドウタブル号の艦長でした!2005/10/22訂正