ケイト・ブッシュ「センシュアル・ワールド」

神秘の歌姫

「歌う船」を書いているウチに思い出したのがこのアルバム。
モノクロのバラをかざしたケイト・ブッシュの強いまなざしのジャケットが今でも幻想的で新鮮な感じがする。
セールス的には前作以上の事はなかったのだろうが、わたらしはこの思いっきり分厚いサウンドとハイテンションなブルガリアンボイス、ケイトのハイノートの突き抜ける歌い上げを愛してやまない。ケイトの歌声は少しこもった感じのサウンド処理にしているが、その分なにか奥ゆかしさを感じるのも恍惚。
不思議節の歌詞もけっこうイカレテいるけどそこはほれ「子宮で物を考える」と言うケイトのこと、哲学的な想いを感じることが出来るし。
デイブ・ギルモアも大きく関わって音の玉手箱のようなこのアルバムは宝物の一つであるのだった。

センシュアル・ワールド(紙ジャケット仕様)

センシュアル・ワールド(紙ジャケット仕様)