国立天文台 | No.233: (速報)太陽系の惑星の定義確定
天文学の歴史的観点から言えば、今回のIAUの決議は誠に残念至極。
たとえ定義は付けるにしても、現代における惑星天文学はその発見から発展している経緯を思えば、物理的な定義付けより歴史的な経緯を重んじる決議こそが漢らしい方法だったと思うナリ。
エッジワースカイパーベルト天体(これも今回トランス・ネプチュニアン天体となる)の代表として、せめて冥王星は特例として加えて欲しかった。
天王星を発見したウィリアム・ハーシェルから始まり、海王星*1、冥王星*2とドラマティックな発見物語に今でも天文学者達の熱情を感じる。
小惑星になってしまった冥王星、もう何か遠くに行ってしまった感じですね。沖田艦隊の全滅も古代守の雪風も少しぼやけちゃった。
あと、あれだ、我らがカーティス・ニュートンのシンボル時計のデザインも改訂されちゃうのだろか?
なにはともあれ、やっぱり寂しい。
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8/27追記:こんな話もありました。
SYPHONIC SHIPさん
"名曲をおもちゃにしないで・・・"
ANTONさんのおっしゃるとおり、私もホルストの組曲「惑星」は海王星までのオリジナルのままが妥当と考えてます。そのオリジナルを弄りまくる演奏への批判は大切な考えだと思います。行き過ぎはイクナイ。
でもこのIAUでの決議においては上のように歴史的経緯を思えば、やっぱり冥王星だけでも「太陽系惑星」として扱って欲しかったなと思ったり。
(´ω`)
8/30追記:
さらにこんなコメントも出されている。
なるほど、「多数の小天体群を率いるリーダー」ということにすることで、冥王星以遠を一群として考える方が、ちょっとカッコイイかも。(^^)