平成18年度観艦式における4番艦HBC−14「春日」

最後の大戦生き残り艦の華


大戦後同型艦4隻の中で1番艦「伊吹」と4番艦「春日」*1は今年まで現役にあった。
艦種はヘリコプター巡洋戦艦*2となり、長らく連合艦隊のシンボルとしてあったが、原油価格の高騰で維持が難しくなったため「伊吹」のみ今年3月に先に退役解体された。ともに昭和56年にFRAM改装したが、「春日」は更に昭和63年に新型DDGに先立ってステルス・イージス化されていたのでまだまだ数年使用される見込みである。
なお、戦艦大和*3練習艦として呉に置かれており、同様に伊吹も保存を望む声が大きかったが世情は其れを許さず残念である。

*1:ニックネームは「ビゲスト は・る・ひ」らしい。

*2:第2,3,4砲塔を撤去、後甲板はヘリコプター発着甲板とし、格納庫を設置。第2砲塔跡はVLS24セルを2カ所設置。艦首の高角砲はOTOメララ76mm単装砲に換装、両舷及び艦橋直前と格納庫上にファランクス34mm4基。なお、主砲は対空弾・散弾型徹鋼弾以外に対潜散弾、対地弾も開発されコストのかからない兵器として重要視されている。

*3:小だまたけし「平成コンプレックス」参照