小名浜にて

「保存船舶コミュ」の取材を兼ねて、アクアマリンふくしまへ行ってみる。

ガラス張りのアトリウムのようでなかなか気持ちの良い空間。受付も丁寧で綺麗な方ばかり。もちろん男の職員も感じが良い。
ただ、アレだ、大人1600円高中小800円だわさ。

小名浜港が左右に。こちらは漁港側。反対に岸に「いわきららミュウ」というおみやげ売り場(お魚センター)のようなものがある。
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前後するけど、入り口付近には巡視船「なつい」が。やぁお久しぶり〜♪
コチラからは展示。



塩についての展示は結構興味深かった。

大好きなクラゲたん。うひょうひょいっぱいいるよ!メチャクチャ「萌!」(w



クラゲたんだけでも30枚くらい撮ったド。
で、ゴマフアザラシ君。
これが愛嬌があるのだ。



体験学習があってかなり一生懸命やっているようです。
解説員は懇切丁寧でしかもアタリが優しいのと話好きで好感持ちました!

飯喰いにおりたが、ちと割高な感じだわさ。

展望台へ。ガラス張りだから夏は暑そう。。。

景色は最高!
バルカーが数隻見える。


で、見学を終えてコミュネタの「軍艦防波堤」を見に。


で、ここが旧海軍の駆逐艦「汐風」の眠る場所。

この逆半円になっている若干色が濃いインターロッキングブロックのところが、埋め込まれている場所を示す。

これがその場所に説明文として展示されている。



峯風型の8番艦。
こちら参照。峯風型駆逐艦 - Wikipedia
でも、この汐風は女川港へ防波堤として使われたとあるけど、間違い。「小名浜」港ですよ!^^
軍艦防波堤に使われたのは小名浜ではもう一隻あって、「澤風」。こちらは漁港にいったん沈められたが、再整備するときに撤去してしまったらしい。で、この時そのタービンを陸揚げし直近の三崎公園に置いてある。
で、次いで澤風に会いに行く。。。
タワーが見えるのでそれを目当てに往けば良い。もちろん標識に描いてあるから大丈夫。
港を見下ろす三崎公園の高台より。気持ちよいところ。

で、しばらく来なかったので何処にあるのか忘れてしまったから、タワーの下の売店でおばちゃんに尋ねて、発見。

あれ、数年前に来たときと何か少しチガウ。
移動したのかもしれない。
ともあれ、駆け寄ってまずはターンビン激写!




澤風の碑。



「澤風の 孤高を慕う 波がしら」江尻春秋

ここは3度目ですが、何度見てもこの句を見て「泣いてしまいます」名句なり!
心無いトリの糞が散っていたので持っていたレンズふきで綺麗にさせて頂きました。
大正9年3月16日竣工。実は、さかのぼること1年前の大正8年2月26日に進水後の予行運転で高圧タービンは異常振動を起こしてしまい動翼の多くが折れるという事故があり、これを改善している記録がある。
タービンの製作技術を今に伝える貴重な存在があいかわらず風雨に晒されているあたりが、この国の行く末を暗示しているなぁ。。。。
しかし、未だにさび付いてはいるが状態は悪くない。なんとか屋根とガラスで保護できないのだろうか。
撮影が終わった後、軸に耳を押しつけてコンコンと叩いてみると、美しい反響が聞こえる。
それはまるで、澤風の船魂が「まだここで見ているんだよ」と返事をしているようだ。
また、泣く。orz
つれてきた駆け回ってる某少年を呼び寄せタービンをべたべた触らせてその由来やら大切さを聴かせたが、まぁ、幼い彼にどれだけ伝わったか。でもいいんだ、話をすることが一番大事なんだもの。
帰る時間が来たので、正面に立って海軍式に敬礼、10秒。

こうして澤風の船魂は、今日も明日も明後日もずっとここで小名浜港を行き交う妹たちを暖かく見守ってくれているんだろう。
雨の日も風の日も。。。