潜水調査船 白鯨号

黎明の日本海洋土木の影の主役


「白鯨号」
形式:鯨型
最大直径:1.2m
全高:2.1m
全長:6.15m
全容積:4.8m3
全重量:4300kg
観測窓:200mm*1ヶ 100mm*2ヶ 150mm*9ヶ 30mm*2ヶ
常用耐水震度:200m
耐圧試験震度:500m
照明装置:500w×4ヶ(耐圧式特殊電球)
呼吸装置:空気浄化酸素補給式
通信装置:有線式電話
推進装置:上下、前後各1
用途:海峡、海底の調査、深海観察並びに深海資源調査 深海における引き揚げ作業、水中撮影
完成年月:昭和33年8月
東海サルベージ所属 青函トンネル調査や瀬戸内海架橋工事の調査などに活躍。
現在:三重県鳥羽市の「海の記念館」に屋内保存。観ることが出来る。
海の博物館

これと北海道の青函トンネル記念館の「くろしおII号」は、共に青函トンネルの事前調査に活用されたのだった。
どちらも現存しているのは、奇遇なのだろうか、それとも申し合わせたのだろうか。
興味深い話。
この白鯨号は東海サルベージという会社が独自に自社開発したものだ。
社長さんは、漁民から立身出世した方だそうです。