ひかりごけ

人の肉を食べた者に回りにはひかりごけに似た金緑色の輪が見えるそう

この曲は色んな部分で、かなり異色な作品です。

ひかりごけ事件という話があります。詳細はこちらにて。つ
ひかりごけ事件 - Wikipedia
ピアプロのさるコラボで、これに題材を取った歌詞をいつもお世話になっている唄界さんが書きましたのを、拝見してそれに曲を宛ててみようと想ったのですが、実は他の方とのコラボになっていたのに気がつかず、申し出てしまいまして、結局、二人の楽師で一つの詩に曲を付けると言うことになったのです。その言わば異母兄弟作品はこちらkeitarou姫ぷりんせすぅさん の「ひかりごけ」。

↑こちらはかなり怖いwいや、相当怖いw 異色さ、内容ともに自分の作品なんて足元に及ばないです。

そうは言っても可愛い我が子w
今回はちょっといくらかコメントします。
まず、内容が元ネタからは遠ざかって男女の愛故の人食行為を女性視点でモノローグするという歌詞でしたので、当初はやはり暗い調子で作り出したのですが、なんか、それも普通すぎるので、乙女ハウスのような甘い感じ明るめの4つ打ち作品にしようと思い立ちました。更に、歌詞の内容とダブルミーニングを音楽で付けようと、曲の始めと終りに入れたフレーズとか、そこかしこでヴァーグナーの「トリスタンとイゾルデ」の引用を行って、「愛の死」を暗喩して見る試みもしています。
音ネタ的にもちょいとひねりを入れていますが、「骨」まで尖鋭に作りたくなかったんで、全体に落ち着いたものになっていると想います。
元歌詞には後半間奏部分に「ひかりごけと金緑色の輪」の解説が入ります。文字だけだと音楽では表現しにくい所から、例のスピーチシンセサイザーで英文解説させました。
PV用イラストは壱加さんにお願いしました。<忙しいところ申し訳ないです。m(_ _)m
見ての通りですが、淡々と血に染まってゆくという演出がしたかったんですね。
でも、最後はなんかVJっぽくなってしましましたが、これはちょっとホントはやりたくなかった。でも、実験的に入れてみました。
そんな感じかな。
お時間ある時、ちょっと聴いてみて下さい。