2008-12-14から1日間の記事一覧

 〜彼方からの閃光〜 #13

硝煙の臭いが鼻を突き刺すのにもうろうとした意識から強制的に目覚めさせられ、それから何気なく持ち上がる手を見て、今井は自分の肉体がまだ存在していることに気がついた。傍らを見ると森下艦長が従羅針儀に縋りつつ丁度立ち上がりかけていた。周りでも呻…