3〓いばらの森〓 長沢智(今野緒雪原作)

心の洗濯させていただきました。。

1巻2巻とは違って3巻は絵柄がややシンプルになってきたました。更に拍車がかかったマーガレット連載のほうはあんまり人気出ていないようでちと残念ですが、正直あまりシンプルな絵柄は、マリみての雰囲気から離れてしまいそうで心配です。個人的には、こてこての少女漫画を期待しているのですが。。
とはいえ、3巻は美しい少女愛の世界を堪能できる逸品です。エピソードも白薔薇さま全開!栞さん、美しい儚い、恍惚!!!でも一番恍惚はラストで志摩子さんが微笑み返すシーンですな♪恍惚恍惚恍惚==============!!
聖さまは「明と闇」を持つ大人へ移りゆく少女(少年)のアイデンティティーへの拘りが強いので、自分の存在を鏡に映してその存在を確認するように、鏡像となる少女を探しておられるわけで、その一方が「壊れやすく見えるがその実芯の強い」栞さんや志摩子さん、その反対の形であるのが「前向きでひたむきで不器用な」裕巳さんといった存在、それぞれを往復するのです。マリみて前半でもっとも興味深い聖さまがたっぷり少女愛(友情以上肉欲未満)の秘密の花園を教えてくれます。
原作以上に、そしてアニメより、リアルに。。。

400円以下で堪能できる漫画!嬉しいです!!
マリア様がみてる 3 〜いばらの森〜 (マーガレットコミックス)

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