ひたすら音を磨き上げてゆく恍惚の音楽!
いわゆるミニマルミュージックと言えば、スティーブ・ライヒとフィリップ・グラスの二人が当たり前のように名前が出てくるが、ブライアン・イーノなんかとコラぼっていたライヒと違い、グラスは映画音楽や舞台音楽などマルチメディア(死語?)方面の活動が目立っている。大作好きということなのか、例の「浜辺のアインシュタイン」は演奏に8時を費やすしこれを初めて聴いた少年はタンジェリンドリームとかELPとか変な?方向へ音楽を求めて言っちゃうのですが。。。。
グラスの交響曲は5曲あるのですが、この3番は非常にバロックっぽい響きで上品。現代音楽のくちゃくちゃとは一線を画しております。全4楽章でどの楽章もテンポはモデラートからアレグレットくらいか。繰り返されるパターンはそれなりに複雑な音形でメロディアスだし相当聴きやすいですよ。個人的には2楽章が好きです。
室内弦合奏でBGMにもなりますし、ゆったりと緊張感あるミニマルミュージックをお楽しみ頂ける逸品なり。
交響曲3番もさることながら、他の曲も面白い!特に「光」最高!!
- アーティスト: シュトゥットガルト室内管弦楽団,グラス,デイヴィス(デニス・ラッセル),ウィーン放送交響楽団
- 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
- 発売日: 2000/07/26
- メディア: CD
- この商品を含むブログ (2件) を見る