世間は盲目であることに気が付くべし。

マンションの構造計算書がでたらめに扱われてその挙げ句高い買い物をして悲しい思いをしている方々がいっぱい出たことについて、まぁ、あるいはそのような結果がfismajarにしてみればこれから技術者としてきちんとした仕事をしてきちんとしたコストをかけて設計施工する大きなターニングポイントになるだろうと、良い方向に考えている。
大体、この日本という国は、人件費が高いというが、生活水準の高さが諸外国に比べて極めて高いのだからしかたがなし。
ところが、建築や土木などの世界では極端なコストダウンが、ほとんどヤクザの恐喝に近い形で行われていて、安かろう悪かろうが当たり前。発注者レベルでもうそれなんだもの。ところが世間には大馬鹿がいて、いや、ほとんどの「営業」がそうだと思うが、売り上げ達成のためには手段を選ばないばかりか、格好・体裁ばかりをよく見せて実際一番重要な構造的な目に見えない部分はもう、めちゃくちゃだ。これは、マンションとか一戸建てとか恐らく8割がたの建築物は何らかのテヌキが行われていると思うぞ。
そうしないととてもじゃないが、最下層の下請け業者は生きていけない。
実際に施工する職人は、構造計算なんて出来やしないものテケトウに作っちゃうこともある、出来る者なら手をぬくところわきまえていてそのように作る。
一番怪しいのは、たとえば外構のウォールなど。基礎なんていい加減なもの。
排水なんかもどうなっているか怪しいモノが多い。
いずれにせよプロの矜持を守らんとすればコストダウンの青波被って転覆横転撃沈。建設業界、鉄筋やさん左官屋さん大工さん造園やさんなど今に職人と呼べる人は庶民には手の届かない存在となって、素人同然の人間がテキトウニ作った建設物に皆生活基盤をゆだねてしまう事になりかねない。
あの設計士もまたプロの矜持を守れず自沈したのだ。
職人・技術者を守る為に正当な賃金を!
そして寺銭稼ぎのいい加減詐欺師野郎は即刻駆逐すべし。
【また明日に続く。】