「連合艦隊1905」

数ある日露モノのムックでも、正確さ、バラエティーさと面白さを兼ね備えた良本!

連合艦隊1905 (国難救う日本海海戦圧勝)

連合艦隊1905 (国難救う日本海海戦圧勝)

「連合艦隊1905」
内容紹介
近代日本にとって最初の国難は日露戦争だった。圧倒的な国力の差から、
世界が日本の勝利を絶望視する中、戦史に残る圧勝劇でロシア艦隊を壊滅に追い込んだ日本海海戦
その立役者が戦艦三笠を旗艦とする連合艦隊だ。しかし、太平洋戦争期の軍艦については詳しいスペックを知っていても、
明治期の連合艦隊については意外なほど詳細は知られていない。
海軍史にその名を刻み、世界的にも有名な戦艦三笠でさえ、排水量や兵装などについて知悉している人は多くない。
大作ドラマの放映などによりあらためて注目される明治の連合艦隊を豊富なイラストと貴重な写真の数々で解説し、
国難を救った艦隊や軍人の具体像に迫る。

ムック: 118ページ
出版社: イカロス出版 (2011/7/14)
ISBN-10: 4863204728
ISBN-13: 978-4863204720
発売日: 2011/7/14
1800円(税抜き)

「三脚檣」の新見志郎さんが、「連合艦隊VSロシア艦隊」というイラストの監修をされると共に、各艦の解説を執筆されています。
日本海海戦の実況を平面図で表した動く「ぱらぱらアニメ」とか、かなり面白い試みもあります。
あと、イギリス艦船武官の写真帳からのピックアップなど興味深いです。

僕みたいなものにすると、この手のムックは色々でているけど、資料としては、なかなか購入するキメテに欠けていて、その実、あんまり持っていません。
でも、志郎さん監修のイラストとか、その当たりが大きな価値に感じてます。
重厚な筆致で端正な素敵なイラストです。正確さもあるはず(ですよねw)
この時代の聯合艦隊に御興味有る方はそう言う部分で、大変お奨めしたいです!