「トゥーランドット」

東天紅っていいよね!

よりワールドワイドな着想の作品でいうなら「蝶々夫人」とかあるのだけど、そういった要素もあるプッチーニ白鳥の歌となった「トゥーランドット」のほうがはやっぱり音楽的には上ではないかなとか思うのだった。ほかは、なんか冗長なような気がする。
得体の知れない奥行き感が舞台のみならず音楽の中に潜んでいて、ワーグナーの語法にも接近している。やっぱりこういう伝奇的な内容であることも、そういった雰囲気に一役買っているのもfismajar的に好み。そうそう、我ながら面白いなぁと思うのは、錦織健が某コーヒーメーカーの宣伝で歌っていたりした最後半のフランコ・アルファーノ補筆の部分が凡庸と言われているけどキャッチーで凡庸fismajar的恍惚部分だったりまします。
私は違いが分からない男ですナ。。。。
というわけで、本人が完成したらもっと感動してしまうものになるのでしょうか?だとすると、中間でも凡庸な補筆でも感動してしまうfismajarはいったいどういうことになってしまうのでしょ???感動しすぎて昇天!?てなことになるのかな。
ストーリーは、中国のおとぎ話。美しいが非情で冷酷な若い王女トゥーランドット。「3つのなぞなぞ」を解いた者は彼女の夫になれるが、もし謎が解けなかった者は処刑されてしまう。そこへ現れた流浪の敗国の王子カラフは、王女を一目惚れして、なぞなぞに挑戦し見事解いてしまう。しかし、王女は結婚をいやがるのでカラフは逆に夜明けまでに自分の名前を当てたら結婚は解消し死ぬ事を約束する。トゥーランドットは、カラフを慕う下女のリューを捕らえてカラフの名前を無理矢理吐かせようとするが、リューはカラフへの愛があるため名前を答えるのを拒み自殺してしまう。その姿を見て感動したトゥーランドットは人間らしい愛に目覚めて、カラフとめでたく結婚するといったストーリー。
中華のお話なのです。

メロディーの豊富なオペラの最高峰!雄大な屋外での公演がもっともふさわしい是非野外ステージで真夏の夜に見てみたい!
カラヤン ウィーンフィル の絢爛豪華で洗練された演奏!
プッチーニ:トゥーランドット

プッチーニ:トゥーランドット