第3番

恍惚なんて出来ないヨ

だったらここに書いちゃいけないんだけど、いや、最後にうほっ(恍惚)ってなことになるので、やっぱり書いておこう。
ルトスワフスキ、はい、私は正直よく知りません。では、なぜ取り上げる?
これのスコアを見て興味を持ったので。現代音楽のスコアは、まぁ、なんというかそれだけでもって絵画的な芸術性を意識されているようなところもあって、昔ながらの五線譜にト音記号ヘ音記号、おんぷちゃんなどというのもあるけど、得体の知れないしかもその音楽にしか通用しないという変態記号の羅列もあって、前者に慣れた目で見ると目が◎になること請け合いです。
しかも、めちゃくちゃ値段が高い。例のケージの4分33秒なんかも一応楽譜があるけど、ただ、文字が4分33秒 - Wikipediaとらしく見開き2ページに印刷されているだけで、これを楽譜といっていのかナぁ。。。ライヒのアレも高杉。
閑話休題、ルトスワフスキの交響曲第3番のスコアは、演奏する部分しか印刷されていない。すなわち小節単位で演奏されていない部分は、そっくり「白紙」。これって、指揮者はどうやって全体を掌握するのかなぁ。パート譜ならいざしらず、コンダクターに対する一種の挑戦状ダヨ(^^;
もっとも、作曲者は、ad lib.について
ポーランドの現代音楽 - Wikipedia
(「黄金期」の項を参照)
と述べられているので、この思い切りの良い記譜方法もそういった動率についてのコンセプトにも続くモノであるとも思える。
fismajarの脳内ドーパミンは、こういった「変」に対し、「恍惚」となるよう分泌されるのです。
え?曲の解説?そりゃ、曲では恍惚出来る部分無いですから、やりません。
ただ、最初の「ダダダダッ」がフィナーレで「ダダダダッ」って回帰するところは、「変」でその余韻に「恍惚」になれるけど。

しかし、指揮者は凄いなぁ。。
あのスコアで音楽をくみ上げちゃんだもんなぁ。
管弦楽のための〓もそこそこ面白い。

ルトスワフスキ
管弦楽のための交響曲
交響曲第3番
ダニエル・バレンボイム指揮
シカゴ交響楽団

elatus : Warner Classics

こちらで音楽番組情報がかかれてますね。
10/8にルトスワフスキの「パガニーニの主題による変奏曲」が放送されるようです。
Cello Styleさん
気になる番組10月版 - Cello Style