Hんぐを工作

少し手間をかけてみた

ファインモールドのHング(日本海軍マストセット2)とゴールドメダルの空母用Hんぐ等を使ってマストや手摺、ラッタルなどを工作。
12.7cm単装高角砲は、キットのものを砲身・砲鞍をカットして、台座だけになったところへ、日本海軍装備品セット(小型艦艇用)の10cm単装高角砲の砲身・砲鞍を切り取り、接着した。

艦橋周りはほとんど新造で、マストはゴールドメダルを使用。
作業甲板(短艇などが載る)はフラットのままでは味気ないので手摺を付けたが、艦首ブルワークと高角砲座の間は省略した。しつこいかなと思ったので。

艦尾の機銃座は"艦尾機銃座などの考証"に基づいている。信号檣はファインモールド。こいつは、良くできているのだけど、トップマスト部分は付属のHングを付けるようになっており、fismajarは好みでないので0.2ミリの真鍮線に換えた。しかし、クロスツリーのその取り付け穴があまりに小さいので0.2真鍮線でさえ直づけできなくて(++;
結局、0.3プラ板の四角片にバイスで穴を空け一回真鍮線をそれに取り付け、更にクロスツリーへ接着した。できれば、ここはもう少し配慮して下されば嬉しいです、メーカー様。

今回の個人的な白眉はこの楼檣!これは、おそらく初めての解釈だと思うぞ。
いままで円筒型であるように解釈されているモノを、御覧のような4枚の板がクロス状に組み合ったものであると考えてみた。
根拠はいつもの昭和18年9月30日の「大鷹」の写真と昭和19年1月19日トラックから帰還途中雷撃された「雲鷹」の上空写真。
前者では、よく見るとフレーム状の縦筋が解るし、円筒のものにしては妙にのっぺりと平板に見える。
後者では、基部が鮮明に四角い形状に見える。但し、当方の模型では取り付けを首尾線方向にヒレを45度回転させた状態としたが、この写真ではやや偏角しているので、あるいは模型は間違っている可能性がある。
まぁ、問題提起としてここで記してみたり。。

それにしてもなかなか格好良いではないカイ!