第1番

夭逝したことが惜しまれる。。はつらつとした名曲だッ!

「もしも」っていうことはいつでも想像を広げてくれるテーマで、寿命が短かった人、例えばシューベルトが後10年長生きしたら案外大して鳴かず飛ばずになってしまったかもしれないとか、ラヴェルはかなり実験音楽に偏ってコンテンポラリーミュージックに影響したろうかなとか、ウェーベルンは歳食ったらグレツキみたいな分かり易い美しい曲を書いたろうかな。。とか想いは広がちゃう!でも、そんな彼らは天に召されたのはよほど神様がその側に置いておきたかったのだろうなと、本人には迷惑な想像だろうけど。。。。
カリンニコフも34歳で亡くなっちゃたのだけど、この第1番の2楽章は、もう感傷的で叙情的で切なくて涙がこぼれそうなくらい美しすぎる音楽だ。先のチャイコフスキー5番といい、なぜなぜロシアの人はこの美しいメロディがつむげるのかなぁ〓〓〓。もちろん、1楽章といい、3楽章、フィナーレ楽章すべて若書きの作品とは思えない。彼が長生きして作品がもっと多ければチャイコフスキーと並び称されるいやそれ以上の存在として音楽史上に輝く星となったろう事は想像しても良いかと思う。
ホント、2楽章のハープの川のせせらぎのようなアルペジオコーラングレのメロディーを聴くとき最大恍惚となれます!!このメロディーがフィナーレで高らかに鳴り響くときはもう鳥肌立つ感動に包まれますゼ、旦那!!

ナクソスから出ているのだけど、これってちょっと違うリンクかもしれません。
でもクチャル・ウクライナ国立響だから同じはず。
第2とカップリングされて安くてお得で演奏も録音も優秀!
カリンニコフ:交響曲第1番ト短調/同第2番イ長調

カリンニコフ:交響曲第1番ト短調/同第2番イ長調