タブララサ

プリペイドピアノらしくない音でそうと知るまでわからなんだ。。。

ティンティナブリの代表作って言って良いのかな。
透明な空間からスゥ〓ッッと現れてまたスゥ〓ッて消えてゆく、繰り返されるフレーズがみずみずしい響きで恍惚。加えて、幻想的な鐘のような響きでプリペイドピアノが鳴り響く。2部に分かれており、2つのバイオリンと弦楽オーケストラ、プリエイドピアノといった編成で、どこかラヴェルやドビッシーの弦楽4重奏曲の拡大版といった趣。語法は全く違うのだけど、なぜか彷彿とさせられるんです。ところどころ響くプリペイドピアノの響きがこの世の音ではない感じで大変恍惚。なんて事無く曲は進んでゆくようですが、かなり緻密に書かれている名曲だと思います。

密度の高い演奏で恍惚です。

ペルト:タブラ・ラサ/交響曲第3番

ペルト:タブラ・ラサ/交響曲第3番