「お忘れですか、あなたがここに立ち寄った時のことを。。」
”夜の停車駅”という江守徹がパーソナリティー?をやっていた某国営放送のFM番組。80年代素晴らしいシナリオで江守徹の渋い朗読、いわゆるイージークラシックから現代音楽までフォローしたバックミュージックで最高にいい雰囲気の深夜番組があったのだが、テーマミュージックがこの「ヴォカリーズ」であった。OPがオケのみ、EDがアルトとオケの組み合わせバージョンだったと思う。あれ、ぎゃくだけっけ??
原曲は、作品34の歌曲集の第14曲終曲で、他の13曲は言葉による詩がついているが、この曲のみ母音だけでスキャットで歌われる。感傷的で切なくなるメロディーと巧妙な転調を含み、楽譜からみてもバロック調な部分があり興味深い。もう、これ聴けば気分は「夜の停車駅」で恍惚です。
『白い蒸気を残して列車が去ってしまうと、
その跡には誰もいないプラットホーム
古風な時計がいつもと違う時を刻んでいます
そう貴方も確かここに降り立った記憶があるはずです
しっとりとした闇にくるまれた夜の停車駅に』
間違っていたらごめん。m(_ _;m分厚い音の豊穣なこと! イコライザーで中域を少し削ると聞きやすいかな。 演奏はほぼ楽譜に忠実で1楽章の提示部の繰り返し130小節は行っていないけど末尾のティンパニはやってます。←これが嬉しい! 愛情が感じられるしヤンソンスの安定したコントロールとST.PPOの充実した演奏でもっと評価されていいCDだと思うけど。。。 イコライザーはあったほうがいいなぁ〓。 ヴォカリーズも最高!
- アーティスト: ヤンソンス(マリス),ラフマニノフ,サンクト・ペテルスブルク・フィルハーモニー管弦楽団
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 2005/07/21
- メディア: CD
- クリック: 2回
- この商品を含むブログ (3件) を見る