製作記#2艦首艦尾及舷側のディティール

艦首艦尾及舷側のディティールを見てみる

以下はいくつかの写真から分かったこと。

艦首については、中甲板の舷窓の変化について。
1914竣工時は左舷のアンカー直下に舷窓があり7個空いているが、その後1917年以降1924年*1までの写真ではそこは見えなくて6個に見え、さらに1928年9月には波切板あたりに一個追加計7個になっているようである。
ついでに粗っぽく鋼板の貼られた模様も描いてみた。これは「イギリス戦艦史」の1928年9月の写真から明瞭に判別できる。
コンブリックの図面とは反対舷の状態として参考になった。
艦尾には、艦尾アンカーが付いている。各図面にもこれは表現されていないが、「Battlecruisers」P73の入渠時の写真からここと、ハッチなどのディティールを見て取れる。上図右はそれをスケッチしたもの。キットにはこのように穴が空いている。ちょっと大きめである。また、それ用のアンカーが不足している。ホワイトエンサインのHんぐにはきちんとSternAnchorもハッチも用意されていてサスガ!!注意!7/17追記:製作記#14 艦尾のスタンウォークとかサブアンカーとか。 - 縹渺舎再度、考証してみたのでコチラを御覧下され。
それとキットの艦尾形状も少し上甲板へ向けて末広がりに平坦性をもっているのもちょっと修正してみるかなと。

H.M.S.TIGER 調査ファイル インターネット上リスト
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*1:WEBで拾った画像の中に舷側に迷彩を入れた写真があり1914となっているが、ここでは既に6個しか視認できない。ただ、1914竣工の本艦がその年の暮れには迷彩になっていたのかどうかもう少し調べてみたから判断したい。故に後刻修正するカモシレナイ。