「H.ハンソン交響曲第7番”海の交響曲”より第3楽章」ホイットマン「草の葉」よりの編

"Joy,shipmate,joy!"


O we can wait no longer.*1
We too take ship, O soul!
Joyous,we too launch out on trackless seas.
Fearless, for unknown shores on waves of ecstasy to sail.
Caroling free,singing our song of God!


Joy,shipmate,joy!


...*2    our life begins.
The long ,long anchorage we leave.
The ship is clear at last, she leaps!
He swiftly courses from the shore.


Joy,shipmate,joy!



「喜ぼう、同船の仲間たちよ、喜ぼう!」



喜ぼう、同船の仲間たちよ、喜ぼう!


おお 我々はもう待つことが出来ない
おお魂よ 我々も船出しよう!
喜び勇んで、我々も足跡のない海へ船を進めよう
大胆不敵に 未知の彼岸へ航海する恍惚の波に乗り
ただひたすら 我々の神の歌を喜び歌おう!


喜ぼう、同船の仲間たちよ、喜ぼう!


....我々の人生は始まる
我々はこの長い長い停泊から去るのだ
船はついに舫を解き 飛躍するのだ!
岸壁から迅速に離れ 流れるがごとく進み出すのだ


喜ぼう、同船の仲間たちよ、喜ぼう!



『インドへ渡ろう』及び
『別れの歌』より
W.ホイットマン『草の葉』から

*1:この行より5行は、RVWの海の交響曲の終楽章と全く同じ引用となっている。これについては、後日もう少し踏み込んだ形で考察を重ねたい。

*2:この前節には"(Pleas’d to my Soul at death I cry;)Our life is closed―"というフレーズがあるが、ここでは省略されている。