ドボルザーク

「スターバト・マーテル」

今密かに嵌っているのがこれ。 あまり知られていないようだが、ドボルザーク中期の大傑作。混声合唱とオーケストラという編成で「レクイエム」などと並び重厚で荘厳な音楽である。 スターバト・マーテル(悲しめる聖母)というのは、聖母マリアが息子イエス…

交響曲第4番

格好良い初期の傑作交響曲 若書きの作品だけど、ドボルザークのスラブ的な要素がじっくり味わえるし、無骨で力業っぽいのだけど、その荒削りな硬骨のサウンドでもうメチャクチャ恍惚な音楽なり! 一楽章は序奏25小節のブルックナー風の三連の伴奏に木管の…

第8番

星空の下の花園 そのうち御紹介しようと思う本に「星の牧場」という本がある。詳しくはふれないが、ここでジプシーが戯れる花園は、まさにスラブ民族的で絵で言えばミュシャの「ヒヤシンス姫」のポスターのようなファンタジーの世界。 そう、通称ドボ8は、…

第9番「新世界より」

あらゆる9番のうちでもっとも分かりやすい! 9番を作曲したら作曲家は死ぬ。ベートーベンにはじまりこのジンクスはこれわびっくりドボルザークもあてはまってしまいました。重要とされる交響曲作家は確かにこのジンクスあたっちゃっているので、不思議な話…