ラヴェル

「ピアノ協奏曲 ト長調」

コンパクトながらチャーミングな名曲! ラヴェルのピアコンならこのト長調と左手のと二つあるわけだが、fismajar的にはどちらかというとト長調のもののほうが、恍惚要素が多さで軍配をこちらに上げる。 ムチの一打ちで可愛らしく始まる1楽章は、おもちゃの…

序奏とアレグロ

ハープと木管、弦合奏というえも知れぬ美しい音楽! 室内楽続きですが、大曲ばかり聴いているとこういった内向的な音楽に餓えてしまうんです。「序奏とアレグロ」はそんなときに瑞々しい心持ちにさせてくれる逸品。作曲は1906年ラヴェル31歳の時。ここでちょ…

弦楽四重奏曲

若くしてこの完成度とわ! 弦楽四重奏曲というジャンルは、くだけた感じの物が少なくて、クラシック音楽の数あるジャンルでも取っつきにくさ120%のものだけど、このラヴェルの四重奏曲はロマンティックなメロディー、変化のある和声、リズムのおもしろさ…