アヴェ・マリア 聖なる調べ B・ボビー/T・ハンプソンほか

クリスマスが近いと聖なる調べで恍惚したくなるの。。。

ERATOの廉価版シリーズ・ワーナーベストクラシック100の中の一枚。
ソロ有り合唱有り しかし全てがアヴェマリアではなく、シューベルトJSバッハ/グノー、ブルックナーの3作品のみ。どちらかというと、ポピュラーなキリスト系声楽曲集といった趣なり。3曲目のモーツァルト「アヴェ・ヴェルム・コルプス」が一番良いですな。あとJSバッハ/グノーの「アヴェ・マリア」はハンプソンが堂々と歌い上げていて結構感動的ですが、ちと立派すぎて佳品といえず、でも良いです。6,7曲目はフィンランドの賛美歌で教会音楽研究者のサトマーさん創設の地元合唱団カンドミノ合唱団で、リバーブバンバン密度の高い残響でとお〓い世界に恍惚と誘ってくれます。8曲目はボーイソプラノソロで「マタイ受難曲」の抜粋「愛よりして我が救い主は死にたまわんとす」で、幽玄な趣きが恍惚。。。後は少し飛ばしますが、15曲目にまたしてもフォーレ「ラシーヌ雅歌」(ジャケット、ラシーヌ”讃歌”になってますけど)があり、こちらはヒギンボトム指揮オックスフォード・ニューカレッジ聖歌隊の演奏で、前述のオールディス/グループ・ヴォーカル・ド・フランスの同曲より華麗な感じです。個人的には、こちらヒギンボトム/オックスフォード・ニューカレッジ聖歌隊のほうが好みかも。

さてこのアルバム選曲の基準がよく分からないけど、教会音楽入門なのなら結構良い入門CDかも。
アヴェ・マリア?聖なる調べ

アヴェ・マリア?聖なる調べ